🔥 みんなを食卓に呼ぶ「ジュワッ」と音を立てる香り
食べる前にまず香りでわかる。
ライムでマリネした牛肉が焼ける音、そして甘く炒めた玉ねぎの香ばしい香り。
それが「ビステック・エンセボヤード(Bistec Encebollado)」――ドミニカ共和国の家庭料理を代表する、日常の食材を特別な一皿に変える魔法のような料理です。
薄くスライスした牛肉をライム、にんにく、オレガノでマリネし、じっくり炒めた玉ねぎをたっぷりのせて。
柔らかく、甘く、艶やかな玉ねぎがソースにもなり、白ごはん、豆の煮込み、サラダと合わせれば、どんな夜も「おうちの味」になります。
🌿 ビステック・エンセボヤードの魅力
この料理は、スペインの影響とドミニカの伝統が融合した一皿。
ライムが牛肉を柔らかくし、玉ねぎはソースにも付け合わせにもなる。
一口ごとに、酸味・うま味・甘味が絶妙に重なります。
もともとは、少ない肉を家族みんなで分け合う工夫から生まれました。
たっぷりの玉ねぎを加えることでボリュームを出し、ライムの酸味と甘い玉ねぎのバランスが絶妙。
いまでも変わらないこの比率が、完璧な家庭の味を守っています。
🥩 材料
牛肉とマリネ用
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牛ももまたはサーロイン(薄切り・約5mm厚)…500g
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ライム果汁…2個分(約60ml)
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にんにく…4片(みじん切り)
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乾燥オレガノ…小さじ1/2
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塩…小さじ1
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黒こしょう…小さじ1
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サラダ油…大さじ2
玉ねぎ用
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玉ねぎ(大)…3個(約600g、厚さ8mmの輪切り)
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サラダ油…大さじ2
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塩…小さじ½
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水…¼カップ(約60ml)
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酢(ホワイトまたはリンゴ酢)…大さじ1
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砂糖…大さじ1(お好みで)
🇯🇵 日本での食材アレンジ
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牛肉:焼肉用やすき焼き用の「薄切り牛肉(うすぎりぎゅうにく)」がおすすめ。部位は「もも」「肩ロース」「バラ」が最適。約5mm厚を目安に。
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玉ねぎ:日本の黄玉ねぎはドミニカのものより甘みが強く、キャラメル化しやすいです。
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ライム:成城石井やカルディで手に入る生ライムが理想。なければ「ポッカレモン100%」やレモン果汁で代用可。
🍳 作り方
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牛肉をマリネする(10分〜2時間)
牛肉にライム果汁、にんにく、オレガノ、塩、こしょうを加えてもみ込み、味をなじませる。 -
玉ねぎを厚めにスライスする
8mm幅の輪切りにして、形を崩さず炒められるようにする。 -
玉ねぎをキャラメル状に炒める(約15分)
フライパンに油大さじ2を中火で熱し、玉ねぎと塩を加えて炒める。
しんなりしてきたら水・酢・砂糖を加え、黄金色で柔らかくなるまで炒める。取り出しておく。 -
牛肉を焼く(合計6〜8分)
同じフライパンに油大さじ2を熱し、牛肉を1〜2分ずつ両面焼く。焼き色がつくまで強火で。 -
仕上げ(約2分)
すべての牛肉をフライパンに戻し、上に玉ねぎをのせて弱火で軽く混ぜ合わせる。味を見て塩で調整。 -
すぐに盛り付ける
牛肉の上に玉ねぎをたっぷりのせ、熱々のまま食卓へ。
🍚 食べ方のおすすめ
ビステック・エンセボヤードは、
白ごはん、豆の煮込み(ハビチュエラ・ギサーダ)、トマトやアボカド入りのサラダと相性抜群。
お好みでトストーネス(揚げた青バナナ)やプラタノ・マドゥーロ(甘いバナナフライ)を添えると、よりドミニカらしい一皿に。
🧊 保存方法
密閉容器に入れて冷蔵で3日ほど保存可能。
再加熱は少量の水を加えてフライパンで温めると、牛肉がしっとり戻ります。
冷凍保存は玉ねぎの食感が変わるためおすすめしません。
✨ モダンアレンジ(非伝統スタイル)
ソイソース・ツイスト(都会風ドミニカアレンジ)
マリネにしょうゆ小さじ1を加えると、コクと深みが増します。
ワイン・デグレーズ(レストラン風フュージョン)
玉ねぎを炒めた後、水の代わりにワイン大さじ1を加えて香りづけ。
酸味と香りが華やかに仕上がります。
どちらのアレンジも、塩分はやや控えめに調整を。